令和7年度 国スポ埼玉県予算 1回戦
立教新座 10―38 伊奈学園
2025・05・31
【05・31(土)キックオフ10:30 会場:伊奈学園高校グラウンド】
国スポ埼玉県予選の1回戦。天候は大雨。相手は先の関東大会埼玉県予選ではベスト8に入っている伊奈学園高校。どのような展開になるのか楽しみな試合。
前半は相手ボールでキックオフ。開始早々、相手FWの連続攻撃に対して、立教はゲインを許さない低いタックルで応戦した。マイボールでのファーストスクラム、立教は相手強力FWのプレッシャーを受け、たまらず反則。その後、自陣ゴール前まで攻め込まれ、相手FWの攻撃を受けるが、ここも低いタックルで応戦した。前半6分、自陣ゴール前のマイボールスクラムで再びプレッシャーを受け、相手にボールを奪われトライを許した(0-5)。リスタート後、立教は相手の激しいプレッシャーを受けながらも、アタックでフェーズを重ねたが、ノックフォワードでチャンスを逃した。前半12分、相手ボールスクラムからの一次攻撃で相手BKが抜け出しそのままトライ(0-12)。立教はアタックチャンスがあるものの、ノックフォワードでプレーが途切れるシーンが目立った。前半25分、立教は自陣ゴール前で相手FWの連続攻撃を受けトライを許した(0-17)。前半28分、中央付近で相手へのタックルミスから、相手BKの独走を許しトライを奪われた(0-24)。
後半3分、立教のノットリリースザボールから相手がタッチキック、その後の相手ラインアウトからBKへ展開されトライを奪われた(0-31)。立教もアタックチャンスがあるものの、ノックフォワードが目立ちリズムに乗れない時間が続いた。徐々に相手FWのアタックにアジャストし始めた立教はスクラムやラックで優位に立つ場面が出てきたが、後半20分、立教のペナルティー、相手のサインプレーからFWが抜け出しトライを奪われた(0-38)。一矢報いたい立教は後半25分、相手ボールスクラムを押し込みスティールに成功、パスを受け取ったBKが約50mを相手ゴール前まで快走、最後はフォローしたFWがトライ(5-38)。ようやく勢いが出始めた立教は後半28分、相手ペナルティーからクイックスタートでBKが約40mを独走し、意地のトライ(10-38)。
強豪チームとの闘いであったが、立教らしいプレー(タックル、FWとBKの機能的な連携プレー)が随所に見られ、2トライを奪うことができた。1回戦、全8試合が行われたが、敗戦した高校のうちトライによる得点をあげたのは立教だけである。選手達には大きな自信になったことと思う。次戦のコンソレーションでは勝利を収め、春シーズンを締めくくって欲しい
令和7年度 国スポ西部地区予選 3位決定戦
立教新座 70―7 西武台
2025・05・10
【05・10(土)キックオフ13:00 会場:狭山工業高校グラウンド】
天候は曇り、国スポ埼玉県予選への出場がかかった西部地区3位決定戦。新人戦では西部地区4位に終わっているので、何としてもこの壁を乗り越えたい。相手は西武台高校。新人戦の1回戦で対戦した時は立教が31-12で勝利していること、立教は戦力が充実してきていることから勝利に期待したい。
前半は西武台ボールでキックオフ。立教はマイボールをキープし、いつも通りの連続攻撃を仕掛けるなど順調なすべり出し。前半2分、相手スクラムからサイドアタックを受け30mゲインされた。その後自陣ゴール前10mまで攻められたが、相手のペナルティーにより立教がエリアを挽回した。前半6分、立教はFKからFWが積極的にアタックし、そこから6フェーズを重ね最後はBKがトライ(7-0)。前半11分、立教は敵陣22mでのマイボールラインアウトから、FWが丁寧に攻撃を重ね(6フェーズ)、最後はBKがトライ(14-0)。前半13分、相手がパスミスしたボールを立教FWがターンオーバー、敵陣ゴール前まで激走、最後はフォローに入ったBKがトライ(19-0)。前半17分、相手の連続攻撃を受け、自陣に入り込まれたが、立教は足元へのタックルで応戦し、大きなゲインは許さなかった。前半18分、敵陣22mでの相手ボールスクラムから、再びサイドアタックを受け30mゲインされたものの、立教の素早い戻りもあり、相手がたまらずオフサイドの反則、立教はエリアを挽回した。前半20分、立教の連続攻撃から最後はBKがトライ(26-0)。前半24分、立教はFWの縦攻撃、BKの豪快なランでの連続攻撃からFWがトライ(31-0)。前半28分、敵陣22mでの立教ラインアウトモールからFWが連続攻撃でトライ(38-0)。
後半開始早々、相手スクラム。立教はコミュニケーションを取りながら、相手攻撃に備えたがサイドアタックから10mのゲインを許した。そこから相手の連続攻撃が続いたが、立教は粘り強いディフェンスで攻撃権を取り返した。後半4分、立教は相手のパスミスからターンオーバーし、最後はBKがトライ(45-0)。その後も立教は攻撃の手を緩めることなく、順目、逆目のアタックで攻め続けた。後半10分、相手ドロップアウトから立教はFW縦攻撃、BK展開を繰り広げ、最後はBKがトライ(50-0)。後半10分、自陣で相手FWの連続攻撃(10フェーズ)を受けたが、立教も必死のディフェンスで応戦。相手がBK展開したところを鋭い出足でミスを誘い、ターンオーバーで大きくエリアを取り戻した。後半13分、立教はタックルミスから相手FWにゴール前までの独走を許し、その後も連続攻撃を受け、トライを奪われた(50-7)。後半18分、相手を勢いに乗せたくない立教は、メンバー交代しながら、攻撃の手を緩めることなく相手陣へ攻め続け、最後はBKがトライ(55-7)。後半22分、立教は相手ドロップアウトからFWとBKが一体となった連続攻撃でFWがトライ(60-7)。後半25分、一矢報いたい相手FWが猛ラッシュ、立教も懸命のディフェンスで10フェーズ以上の攻撃を凌いだ。後半27分、立教は自陣22mラインアウトからBKが果敢に攻め大きくゲイン、FWもフォローし攻撃を継続、最後はBKがトライ(65-7)。リスタートの相手キックオフから再び相手FWの猛攻撃を受けたが、立教も皆が魂のタックルで応戦。後半30分、自陣ゴール前でのターンオーバーから立教BKが独走、最後はフォローしたFWがトライ(70-7)。ここでノーサイド。
期待以上の快勝だったと思う。全員がやるべきことを理解しながら攻め、気迫のこもったタックルで守るシーンは観ているものを感動させた。ラインアウト獲得率も上昇し、全体的にミスが少ない試合だったと思う。地区3位となり、5月末から開催される県大会への進出が決定した。一戦ごとに強くなっていくチーム。県大会での大暴れを期待したい。
令和7年度 国スポ西部地区予選 準決勝
立教新座 14―49 城西川越
2025・05・03
【05・03(土)キックオフ10:00 会場:狭山工業高校グラウンド】
4/26の1回戦は相手校が棄権したため不戦勝となり、今大会は実質準決勝からの闘いとなった。天候は晴れ、前日の大雨によるグラウンドコンディション不良が心配されたが、良好な状態だった。相手は新人戦西部地区優勝の城西川越高校。新人戦では敗れたのでリベンジを果たしたいところ。
前半は立教ボールでキックオフ。開始早々は相手のFW、BKが多彩にアタックするものの立教は低いタックルで食い止めていた。立教もFW縦攻撃、BK展開でアタックを展開するなどで応戦していた。前半7分、相手ハイタックルの反則から相手陣へ蹴り込み、相手が処理をミスした隙を逃さず、更に蹴り込んだがボールがトライゾーンを超えチャンスを逃した。前半9分、立教BKが展開したボールを相手がインターセプト、そのまま50mを走られトライを奪われた(0-7)。前半11分、立教はFW、BKの連続攻撃により敵陣ゴール前まで攻めたが、最後はノックフォワードでチャンスを逃した。前半12分、相手スクラムからFWのアタックを受け、空いたスペースをBKに突かれトライを奪われた(0-14)。前半18分、立教は敵陣22m付近のマイボールラインアウトから、BKへ展開、BKが抜け出し、更にFWが横にパスを繋いで最後はBKが左隅にトライ、難しい角度からのキックも成功(7-14)。前半28分、勢いに乗った立教は相手陣でのマイボールスクラムからFWが6フェーズのアタックを継続し、最後はBKがトライ(14-14)。
後半は早々に相手ペナルティーからタッチキックで敵陣に入ったが、その後のラインアウトミスでチャンスを逃し、エリアを大きく戻された。相手もノックフォワードなどがあり、お互いがリズムに乗れない時間が続いた。後半7分、自陣22m付近で立教FWがオフサイドの反則、その後相手ラインアウトモールからBKへ展開され、最後はFWにトライを奪われた(14-21)。後半10分、自陣ゴール前で相手FWの猛攻を受けるが、立教も必死のディフェンスで応戦し、最後は相手ノックフォワードでピンチを脱した。後半15分、自陣での相手ラインアウトからFWにサインプレーを決められトライを奪われた(14-28)。後半18分、自陣での立教ペナルティーから相手FWに持ち込まれトライを奪われた(14-35)。後半21分、立教は自陣マイボールラインアウトでのキャッチミスから、相手にボールを奪われ、BKへ展開され最後はキックパスでトライを奪われた(14-42)。一矢報いたい立教は果敢にアタックするものの、ラインアウトでのキャッチミス、ノックフォワード、ダイレクトタッチなどでリズムに乗り切れず、後半30分、相手BKにトライを奪われ、ここでノーサイド(14-49)。
試合には敗れたものの、前回以上に善戦したと感じる。次回は3位決定戦。勝てば5月末から開催される県大会への出場が決まる。ミスしたところを修正し、チーム一丸となって勝利を掴んで欲しい。
令和7年度 第73回関東高等学校ラグビーフットボール大会
埼玉県予選 1回戦
立教新座 10―27 川越
2025・04・13
【04・13(日)キックオフ11:50 会場:所沢北高校グラウンド】
天候は雨、令和7年度公式戦の初戦。相手は新人戦西部地区準優勝、FWとBKがバランスよく攻撃してくるイメージの川越高校。立教新座としては、初戦から強豪校相手との闘いとなるが、1年生が新戦力として加入し、チーム力は向上中。前週に行った練習試合では先制トライを許したものの、逆転勝ちした勢いがあるので、接戦が期待される。
前半は立教ボールでキックオフ。キック合戦での入りとなった。相手の攻撃に耐え、立教は敵陣での攻撃のチャンスを掴んだが、ラックをターンオーバーされ、その後もノットリリースザボールなどのペナルティーも重なり、一気に自陣へ攻め込まれた。しかしながら相手ペナルティーもあり地域を挽回した。その後、小さな反則によりスクラムが続き、FWの体力消耗が心配されるものの、フィジカルでは負けておらず互角に組んでいた。前半10分、相手キックを処理した立教BKが左へ展開、30mゲイン、敵陣22mライン付近でFWのアタックを挟んだが2人目のフォローが遅れ、ノットリリースザボールで相手ペナルティーとなりチャンスを逃した。その後も攻撃権を取り返すものの、ノックフォワードやノットリリースザボールでリズムに乗り切れずにいた。前半12分、立教は相手ラインアウトモールから、FW連続攻撃を受けトライを奪われた(0-7)。その後、立教に慌てる様子はなく、BK展開、FW縦攻撃を織り交ぜながら従来のスタイルで攻め続け、何度も相手ゴール前まで迫ったが最後はノックフォワードなどのミスで途切れるシーンが目立った。前半30分、相手キックのボールを立教が処理しきれず、そのままBK展開されトライを奪われた(0-12)。
後半はキックオフ早々に立教のミスから自陣ゴール前に一気に攻め込まれたが、足元への低いタックルで凌いだ。後半3分、自陣での相手ラックから立教BKが奪い取り、40m独走からのラック、BK展開し大きなチャンスがあったものの、今度は立教ラックをターンオーバーされた。後半8分、自陣ゴール前で相手FWの連続攻撃を受けたが、立教FWが集中を切らさずに粘り強いディフェンス。そこからの相手こぼれ球を立教BKがピックアップ、BKへ展開し、相手陣へのロングキックで22m内に入り、立教ラインアウトとなるビックチャンスを得た。後半11分、ラインアウトもしっかりキャッチ、そのままモールを押し込みトライ(5-12)。後半15分、自陣ゴール前まで攻められ、立教がハイタックルのペナルティー、相手PG成功(5-15)。立教ボールでリスタート後、キック合戦から自陣ゴール前で相手ラインアウトとなり、後半18分、そのままモールを押し込まれトライを奪われた(5-20)。さらに後半25分、相手にラインアウトモールを押し込まれ連続トライを許した(5-27)。後半28分、立教スクラムからBKが一次攻撃で大きくゲイン、相手ゴール前まで攻め込み、フォローしたFWが持ち込んでトライ(10-27)。後半30分、立教は残り時間が少ない中、懸命に攻め続けたがここでノーサイド。ポゼッションとテリトリーはほぼ互角、フィジカルは互角以上だったように思う。敗れはしたものの次戦以降の闘いがますます楽しみなチームだ。
今回のスタメンは、3年生5人、2年生6人、1年生4人のチーム編成となった。総力戦での闘いがまだまだ続くが、チームは着実に強くなっていると感じる。自分たちの成長と自信を感じながら、次の国体予選大会での大暴れを期待したい。
令和6年度 埼玉県高等学校ラグビーフットボール新人大会
西部地区 3位決定戦
立教新座 24―41 所沢北
2025・01・06
【01・06(月)キックオフ10:00 会場:所沢北高校グラウンド】
天候は曇り、時折小雨が降る中での3位決定戦。相手はFW前5人の体格がよく、上背のある所沢北高校。前の試合ではFW戦にこだわっており、この試合はFWのフィジカル消耗戦になると予想される。立教はこれまで大きな怪我人は出ていないものの、15人ギリギリでの闘いとなる。
前半は立教ボールでキックオフ。開始早々に従来のFW縦突進とBK展開を織り交ぜて相手陣22m内に入り込んだ。相手ペナルティーからラインアウトモールで攻め、そこから立教FWが10フェーズ以上攻め続け、前半5分、相手ディフェンスの壁をこじ開け、先制のトライ(5-0)。その後は相手のラインアウトモールなどFWプレーでのプレッシャーを受けたが、押し負けることなくUse Itさせ、タックルとジャッカルで相手ペナルティーを誘うなどで凌いだ。その後は立教らしい攻撃を見せ、マイボールをキープする時間が続いたが、ノットリリースザボールや小さな反則でリズムに乗れずにいた。そんな中、前半15分、センターライン上のマイボールスクラムからBKが左展開で抜け出し、相手ゴール前まで攻めたが2m手前で外へ押し出されチャンスを逃した。前半19分、相手がロングキックをきっかけに立教陣に入り込み、そこから立教は相手FWの連続縦攻撃を受け、トライを奪われた(5-5)。後半25分、また相手のキックから立教陣内に入りこまれ、FWの連続攻撃を受けトライを許した(5-12)。前半28分、立教はセンターライン付近のラックで、BKからFWへパスを繋ぎ大きくゲイン、相手ゴール前でFWが6~7フェーズの攻撃を仕掛けたが、最後は相手にボールを奪われチャンスを逃し、ここで前半終了(5-12)。
後半は、前半から一転してトライの奪い合いの展開になった。後半5分、自陣ゴール前相手スクラムから相手FWが抜け出しトライ(5-19)。後半10分、自陣で立教がノットリリースザボールなど連続で反則したところを相手FWに押し込まれ、トライを奪われた(5-24)。このあたりからFW戦で体力を削られ始めた立教は、試合中の声掛け、コミュニケーションが少なくなったように思うが、相手の負傷退場、メンバー交代している間の時間を利用して円陣を組んで意思疎通を図った。しかしながら後半15分、相手に自陣へ攻め込まれ、立教ペナルティーから相手ラインアウトモールを押し込まれトライを奪われた(5-29)。このままワンサイドゲームになるかと思われたが、後半20分、相手反則から立教FWが連続で縦攻撃、更に相手反則を誘い、クイックスタートからFWが持ち込んでトライ(12-29)。後半23分、自陣相手スクラムから相手FWが抜け出しトライ(12-34)。後半27分、センターライン付近の相手反則から立教がクイックスタートで、FWのアタック、BK展開、最後はフォローしていたFWに繋ぎトライを奪った(17-34)。後半29分、立教がキックしたボールをチャージされ、そのまま相手FWが持ち込んでトライ(17-41)。後半ロスタイム、最後まで前を見続ける立教は相手ラックをターンオーバー、最後はBKへ展開しトライ(24-41)。ここでノーサイド。試合には敗れたが、ワンサイドゲームになりそうな状況を打破しようとした選手達が積極的なキャリーを見せたことや後半10分で3トライを奪うなど意地を見せた試合となった。
惜しくも県大会の出場は逃したが、15人ギリギリで新人戦の3試合を戦い抜いたことや、戦績を振り返ってみても他チームと大きな差は無く、選手たちには自信になったと思う。今後は怪我で離脱している選手たちの復帰、新1年生の入部、留学している新2年生の合流など、チームの戦力が段階的にアップすることが予想される。今後のチームの成長に大いに期待したい。